【緊急!】
MDイージス艦の秋田港寄港を拒否してください!
〜寺田典城秋田県知事への緊急要請の呼びかけ

 4月4日から8日まで、横須賀基地を母港とする米海軍の新鋭イージス艦「ステザム」が秋田港に「親善と休養」を名目として入港しようとしています。イージス艦規模の大型軍艦の同港入港は初めてのこと。今回の入港は、この間繰り返されてきた日本海側を中心とする民間港への米イージス艦の「寄港演習」(情報収集と寄港の既成事実化)の一環であることは明らかです。「ステザム」は、トマホークを装備(「矛」)しつつ、ミサイル防衛のレーダー役(「盾」)をも担う、米軍の先制攻撃戦略を象徴する危険な軍艦です。

 秋田県の寺田典城知事は、「できれば寄ってほしくない」と述べつつ、「防衛や外交は国の専管事項である」として「やむを得ない」との立場をとっています。

 時間がありませんが、各地からも知事に対して「地方自治に基づく港湾管理権を適正に行使して、米軍艦の民間港寄港を拒否してください」「歓迎の意思を一切表明すべきではありません」の声を届けることが大切だと思います。それぞれのメッセージ(短くて構いません)をぜひ以下のあて先まで、至急届けてください!

<要請先> ●秋田県総務部情報公開課
[メール:「知事への手紙」フォーム]
 → https://ssl.pref.akita.jp/akita/tiji/tegami_form_ssl.html

[ファックス]→(FAX)018-860-1072 ※「知事への手紙」と明記

[電話]   →(TEL)018-860-1073

【呼びかけ】核とミサイル防衛にNO!キャンペーン
     [連絡先](TEL・FAX)03-5711-6478
    (E-mail)kojis@agate.plala.or.jp


【知事への手紙】

寺田典城秋田県知事様

●ミサイル防衛対応イージス艦「ステザム」の秋田港入港の拒否を!
●決して「歓迎」しないでください!


 4月4日より秋田港に入港しようとしているイージス駆逐艦「ステザム」は、巡航ミサイルトマホークを装備しつつ、ミサイル防衛(MD)のレーダー役をも担う最新鋭の攻撃艦であり、米ブッシュ政権の掲げる先制攻撃(=侵略!)戦略を象徴する危険極まりない軍艦です。既に横須賀に配備されているMD対応型イージス艦は、北海道奥尻島西方海域で、米国向けミサイルの迎撃を想定した訓練を行なっています。今回の秋田港への寄港は、「親善と休養」とは名ばかりの、戦時の作戦行動におけるフリーハンド(民間港の補給基地化)を確保するための予備的な軍事演習に他なりません。民間港の軍事使用を既成事実化し、自治体が持っている侵略戦争の反省に基づく港湾管理権を事実上無効化させるための狡猾なパフォーマンスなのです。

 現在の政府が、国際法を公然と無視してイラクへの侵略戦争を続けるアメリカを無条件に支持し、先制攻撃態勢を格段に強化するための在日米軍と日米軍事同盟の再編に積極的に加担している状況の中で、私たち市民にとっての希望が、真に住民の安全を守る自治体の努力にあることは言うまでもありません。

 ミサイル防衛が、東北アジアの緊張を維持・増大させ、地域の軍拡競争を誘発し、さらには宇宙への兵器配備にさえ直結する危険な構想であることを考え併せるとき、自治体が地方分権に基づき保持している港湾管理権を適正に行使して、危険な軍事使用に歯止めをかけることは、住民の平和と安全に責任を負う自治体として当然の権利であり義務ではないかと思うのです。

 どうか、今からでも遅すぎることはありません。ステザムの秋田港寄港を勇気を持って拒否してください。そして、少なくとも自治体として「歓迎」の意思を一切表明されないよう心から要請します。

 戦争は突然起こされるわけではありません。戦争に向けた事前の周到な準備と態勢づくりをしっかりと見抜き、それら一つ一つを止めていくことが戦争予防の大切な行動なのです。今、秋田県は間違いなく未来を賭けたその攻防の最前線の一つとなっています。寺田知事の行動を県民のみならず、各地の市民や自治体が見守っています。どうか将来に禍根を残す選択をなさらないように。知事の賢明なご判断を切望しています。

2006年4月3日   核とミサイル防衛にNO!キャンペーン

[連絡先](TEL)03-5711-6478  東京都大田区西蒲田6-5-15-7


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