[転送・転載歓迎]

 さる2月24日、冷たいビル風にめげることなく三菱重工を包囲するデモを行い、ミサイル防衛関連生産中止と軍需部門からの撤退を求める署名(1371筆)を提出しました。引き続き、PAC3ミサイル配備中止を求める安倍晋三と久間章生あての署名を防衛省に提出します。ぜひご参加ください。
 韓国・光州では2005年5月、米軍PAC3の配備に反対して基地のフェンスの一部が引き倒される激しいデモが行われました。人々は「光州を先制攻撃のための基地にするな!」と叫んだそうです。私たちもまだまだささやかですが、努力を続けます。

*****************************************************************

◆ミサイル防衛をやめろ!! PAC3配備 反対!
3・12 防衛省署名提出行動

 飛来する弾道ミサイルを迎撃ミサイルなどで撃ち落すというミサイル防衛(MD)。成功したという実験もヤラセでしかなく、技術的には極めて困難だと言われています。防衛省は、そんなMDに07年度予算で1826億円も要求しています。3月の航空自衛隊入間基地への配備を皮切りに、07年度中に、陸上発射型迎撃ミサイルPAC3を習志野、霞ヶ浦、武山(横須賀)に配備しようとしていますが、それだけで76億円も06年度補正予算に 計上しています。
 これほど多額の税金が投入されることで儲かる企業があります。それは、ロッキード・マーチンや三菱重工などの軍需産業に他なりません。
 在日米軍は既に、青森県つがる市の空自車力分屯基地にMD用の最新鋭Xバンドレーダーを配備し、沖縄・嘉手納基地にはPAC3を配備しました。横須賀にはMD機能を有するイージス艦が続々と配備されています。さらに横田基地には、米軍再編の一環として、日米共同調整所(=共同戦闘司令部)を置こうとしています。また日米は、次世代迎撃ミサイルの共同開発も進めています。こうしたことは、憲法が禁じているとされる集団 的自衛権の行使に踏み込むものです。
 さらに、ミサイル防衛システムは偵察衛星による情報収集なども含むものであるため、宇宙の軍事利用に公然と道を開く「宇宙基本法」を制定しようという動きも浮上しています。
 日米一体となったMDの推進は、核・ミサイル軍拡や宇宙軍拡を呼び起こすものです。現に、朝鮮民主主義人民共和国の核・弾道ミサイル開発や中国による衛星破壊ミサイル発射といった事態を招いています。それらを理由にさらにMDを推進する日米の動きは、悪循環を生むだけです。

 巨額のミサイル防衛予算要求を取り下げよ! PAC3配備を止めろ!
 横田基地再編など米軍再編を進めるな! ミサイル防衛推進を止めよ!

 私たちが昨年10月から集めている署名「先制攻撃を支援する迎撃ミサイルPAC3の配備中止を求めます」を防衛省に突きつけていく行動に、是非、ご参加ください。

日時:2007年3月12日(月)18時30分集合 19時より申し入れ

場所:防衛省正門前(JR市ヶ谷駅より徒歩5分)

主催

グループ武器をつくるな!売るな!/核とミサイル防衛にNO!キャンペーン/派兵チェック編集委員会新しい反安保行動をつくる実行委員会

連絡先:市民のひろば
 東京都千代田区三崎町3-1-18 近江ビル4階
 TEL:03-5275-5989 / FAX:03-3234-4118
2007年3月6日(火)更新