【集会案内】(転送・転載歓迎)

●ここが問題!ミサイル防衛
〜迎撃ミサイルPAC3配備と
宇宙軍拡を許すな〜

 ブッシュ政権は「国家宇宙政策」を10年ぶりに改定し、「衛星防衛」名目で宇宙に兵器を配備する「宇宙の兵器化」をも見据えて、宇宙での軍事覇権を強化しつつあります。日本が対米協力を突出させているミサイル防衛(MD)は「宇宙を兵器化するためのトロイの木馬」と国際的に非難されています。
 「Xバンドレーダー」の西日本への追加配備の打診、「軍事秘密一般保全協定」(GSOMIA)の締結方針の決定、兵器の多国間共同開発への参加解禁の検討、「航空機搭載レーザー」(ABL)開発への技術・財政協力の検討など、MDをめぐる重大な動きが相次いで報じられています。
 宇宙の平和利用原則を廃棄し、軍事利用に公然と踏み込む「宇宙基本法案」の国会提出が2月にも迫り、3月には航空自衛隊入間基地(埼玉県)に迎撃ミサイルPAC3が初配備されようとしています。日米軍産複合体の「利権の種」であるMDは、日本列島を米国による先制攻撃のための「盾」へと変貌させ、憲法9条の明文改憲に向けた地ならしの役割も担っています。
 MDの推進は宇宙軍拡競争を加速させるものです。中国が1月12日に行った衛星破壊実験は、その1つの現れです。
 MDは日本を、東北アジアを、地球をどこへ導くのか。MDと宇宙軍拡に反対する国際NGOのアドバイザーを務める藤岡惇さんにお話をうかがい、MD配備を止めるための糸口を探ります。

◆講師:藤岡 惇さん(立命館大学教員)

◆日時:2007年2月24日(土)18:00開場 18:15開始

◆場所:きゅりあん 5階 第2講習室(JR/東急線 大井町駅東口前)

      [TEL]03-5479-4100 東京都品川区東大井5-18-1
      http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/

◆参加費:800円

〈ふじおか・あつしさん〉

 立命館大学経済学部教授。1947年京都市生まれ。アメリカ経済論、平和の経済学を担当し、エコロジーと人間を中心に置いた経済システムを探っている。国際NGOの「宇宙への兵器と核エネルギーの配備に反対する地球ネットワーク」(http://www.space4peace.org)のアドバイザー、立命館大学国際平和ミュージアム・メディア資料セクター長も務めている。
 主な著書に『グローバリゼーションと戦争〜宇宙と核の覇権めざすアメリカ』(大月書店)、『アメリカ南部の変貌』(青木書店)、訳書に『SDI――スターウォーズの経済学』『アメリカ経済と軍拡』(ミネルヴァ書房)など。「地球ネット」コーディネーターのブルース・ギャグノンによる論文「危険な宇宙レースの道を歩みだした日本」(『世界』2005年7月号)も翻訳。

◆主催:ミサイル防衛を考える2・24集会実行委員会
[呼びかけ団体]
グループ武器をつくるな!売るな!/核とミサイル防衛にNO!キャンペーン/派兵チェック編集委員会原水爆禁止日本国民会議新しい反安保行動をつくる実行委員会

◆連絡先:市民のひろば
    (TEL)03-5275-5989 (FAX)03-3234-4118
    東京都千代田区三崎町3-1-18 近江ビル4階
2007年2月16日(金)更新