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●『週刊金曜日』(9月29日号)が「日米安保戦略会議」レポートを掲載!


 ご存知の方も多いかもしれませんが、現在発売中(と言っても6日には次号に変わりますが…)の『週刊金曜日』(9月29日号)に、「“死の商人”が集う日米安保戦略会議」と題した報告が掲載されています。今回、私たち「核とミサイル防衛にNO!キャンペーン」からの参加は残念ながら実現しませんでしたので、報告は大いに参考になりました。ぜひ書店ないしは図書館などでご覧ください。お薦めします。

 「金曜日」取材班によるこのレポートは、8月9〜11日まで、首相官邸裏のキャピトル東急ホテルを会場に、日米国防族と軍需産業(日米に加えてイスラエルのIAIやイギリスのBAEシステムズなど)が集結して開かれた第8回会議の危険な内容を、写真入りでコンパクトに伝えています。
 (ミサイル防衛を日米共同で早期開発するため)「日米でお互いに自国のはらわたまで見せ合うことが必要」「NATOでもそこまではしていない」という大古和雄(おおふる・かずお)防衛庁防衛政策局長の言葉を紹介しつつ、報告は「日米企業が『はらわた』を見せ合うためには機密漏洩を防ぐ必要があるというのが、会議参加者の共通認識だ」と記しています。

 この報告もふれていますが、MDの共同開発のみならず集団的自衛権の行使や日米共同作戦を射程に入れ、「機密漏洩」の防止を掲げて制定が目論まれているのが、「軍事秘密一般保全協定」=「GSOMIA(ジーソミア)」です。その旗振り役こそ、新防衛庁長官となった久間章生その人です。彼は戦略会議の主要な主催団体である「安全保障議員協議会」の副会長を務める重鎮です。
 今年5月にワシントンで開かれた第7回戦略会議での彼の講演要旨が「安全保障議員協議会」ホームページに掲載されていますのでご参考までに。また、今回の「会議風景」の写真も同サイトに載っています(講演録は後日掲載されるようです)。

 最後にもう一つ、伝え聞いた話ですが、今回の会議の司会者である宝珠山昇(元防衛施設庁長官)が漏らしたエピソード。コーエン前国防長官がミサイル発射実験を指して、「北朝鮮の金正日はよくがんばってくれた」と話したのを受けて、宝珠山は「いや、これからもっと頑張ってもらわなければ」と応じたとのこと。笑えない話です。情勢はまたぞろ困難さを増してきたようです。

<06年5月4日、ワシントンでの第7回戦略会議での久間章生講演(要旨)>
 → http://www.ja-nsrg.or.jp/senryaku-kaigi7.htm

<第8回戦略会議の「会議風景」写真…石破、前原、コーエンなど>
 → http://www.ja-nsrg.or.jp/shinchaku.htm

■核とミサイル防衛にNO!キャンペーン2006
(E-mail)kojis@agate.plala.or.jp (TEL・FAX)03-5711-6478
http://www.geocities.jp/nomd_campaign/


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