★7・21「核とミサイル防衛にNO!キャンペーン2006」
発足集会へ![改訂版]

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 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)による「ミサイル発射危機」、及び発射実験の強行は、米日政府にミサイル防衛(MD)配備を加速させる願ってもない口実を与えています。「軍産学複合体」の高笑いが聞こえます。
 米国土防衛用Xバンドレーダーの青森県・空自車力分屯基地での試験運用が開始され、年内とされていた米PAC3ミサイルの嘉手納基地への配備は7月中にも前倒しされつつあります。SM3ミサイルを搭載したイージス巡洋艦「シャイロー」の横須賀配備も、当初の8月予定から早まりそうです。そして、06年度末からは自衛隊のPAC3配備(入間を本部とする第一高射群が皮切り)も始まります。

 MDなど最先端の軍事技術開発に深く関わる科学者や企業は、戦争を推進する「軍産学複合体」の一角を占めながら、その加害性は不問にされ、免責されてきました。06年度キャンペーン発足集会は、MDを批判する際に避けて通れない科学者・企業の社会的責任(=戦争責任!)というテーマに迫ります。

 池内了さんは、「現在では、世界中で50万人とも言われる科学者が軍事専門研究所の所員として、専ら兵器開発(のみならず、戦略や戦術の考案、軍事行動のための備品の整備、戦場の地勢・気象・病気の研究、軍人や戦場地の住民の心理分析など)に当たっている」(『禁断の科学〜軍事・遺伝子・コンピューター』NHK出版)と指摘しています。

 強まる科学の「軍事化」や影響力を増す戦争の黒幕=「軍産学複合体」に対して、私たちはどのように向き合うべきでしょうか。池内了さんの問題提起を受けて考えてみたいと思います。ぜひご参加ください。

■「核とミサイル防衛にNO!キャンペーン2006」発足集会

7月21日(金)午後6時30分〜9時

東京・文京区民センター3D会議室(春日駅2分、後楽園駅3分)

http://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/kumincenter/
[TEL:03-3814-6731]

講演:池内 了さん(政策研究大学院大学)  資料代:700円


※いけうち・さとるさん。1944年生まれ。専攻は宇宙論、天体物理学。05年12月から06年1月にかけてNHK教育テレビで放映された「知るを楽しむ〜この人この世界」シリーズで『禁断の科学〜軍事・遺伝子・コンピューター』の講師を担当(テキストはNHK出版から発行)。技術化、制度化、企業化に向かう科学の方向性に警鐘を鳴らし「等身大の科学」を提唱。著書に『娘と話す地球環境問題ってなに?』、『娘と話す科学ってなに?』(以上、現代企画室)、『ソフトランディングの科学』(七つ森書館)、『転回の時代に』(岩波書店)、『ヤバンな科学』(晶文社)など多数。

◇「私たちの日々の生活に大きな影響を与える側面への科学者の寄与が大きくなり、商業主義からの開発競争に奔走するようにもなっている。それに伴って、科学者の倫理が問われる場面が増えてきた。今こそ、忘れられたかに見える科学者の社会的責任を問い直さねばならないと思うのだ。」
(テキスト『禁断の科学』の「はじめに」より)

【主催】 核とミサイル防衛にNO!キャンペーン2006

[連絡先]

(TEL・FAX) 03-5711-6478 (E-mail) kojis@agate.plala.or.jp
東京都大田区西蒲田6-5-15原田荘7号
http://www.geocities.jp/nomd_campaign/

〈賛同募集〉郵便振替 00190-0-608393 ピース・チェーン・リアクション
※1口 個人1000円、団体3000円 (「キャンペーン賛同」と付記を)

[2006年度呼びかけ団体]
新しい反安保行動をつくる実行委員会(第10期)、核廃絶紅天狗、基地はいらない!女たちの全国ネット、グループ武器をつくるな!売るな!、国連・憲法問題研究会、立川自衛隊監視テント村、東京都国民ホゴ条例を問う連絡会、日韓民衆連帯全国ネットワーク、派兵チェック編集委員会、ピース・チェーン・リアクション、非核市民宣言運動・ヨコスカ、ヨコスカ平和船団

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