【転送・転載歓迎】

☆「公園にミサイル?!」
 …迎撃ミサイルPAC3の都心への移動展開演習の中止を求めます


【緊急!】防衛相あて公開質問状への団体賛同を募集します


■団体賛同申込先 → (E-mail)kojis@agate.plala.or.jp  または  (FAX)03-5711-6478

 <締め切り> 9月24日(月・休)いっぱい

 [賛同団体名は公開質問状に連記して防衛省に提出します]

※以下の公開質問状を国会議員を通じて防衛省に提出し、その回答を聞くヒアリングの場を9月中に設定したいと思います。緊急ですが賛同を募集します。申し訳ありませんが今回は団体のみに限らせていただきます。(ヒアリングの日程が確定しましたらお知らせします)

◇中止を求める要請(東京都には公園使用不許可を)をお願いします!

 また、展開予定地の区議、区民の方はぜひ当該区長へも働きかけを。

 高村正彦防衛相(議員事務所)→ (FAX)03-3502-5044   (TEL)03-3508-7113

 防衛省 → (E-mail)infomod@mod.go.jp   (FAX)03-3502-5058   (TEL)03-5366-3111[代表]

 東京都 → (E-mail)koe@metro.tokyo.jp   (FAX)03-5388-1233   (TEL)03-5321-1111[代表]

【呼びかけ】核とミサイル防衛にNO!キャンペーン
        [連絡先](E-mail)kojis@agate.plala.or.jp
              (TEL・FAX)03-5711-6478
              http://www.geocities.jp/nomd_campaign/


【公開質問状】 防衛大臣 高村正彦様

●戦時体制を押しつける迎撃ミサイルPAC3の都心への移動展開演習の中止を求めます


 報道によれば、防衛省は航空自衛隊入間基地に配備したミサイル防衛(MD)用迎撃ミサイルパトリオット3(PAC3)の都心への移動展開演習を9月中にも実施するといいます。部隊の展開候補地として、市ヶ谷駐屯地(新宿区)や練馬駐屯地(練馬区)の他、代々木公園(渋谷区)、晴海ふ頭公園(中央区)、明治公園(新宿区・渋谷区)が想定されており、高村防衛相も公園が検討対象であると認めています(9月4日、朝日)。
 そもそも「ミサイル防衛」(MD)は米国の先制攻撃(予防戦争)戦略の不可欠の一部として構想されており、相手の反撃を封じ込めることで先制攻撃をし易くする極めて攻撃的な兵器システムです。また、憲法9条が明確に禁止しているとされる集団的自衛権の行使に踏み込むものでもあります。
 米国によるMDの東欧配備は、予定地であるチェコ、ポーランドでの反対世論の高揚をもたらし、チェコでは住民投票により圧倒的な反対の民意が示されています。またロシアは新型ミサイル開発などの軍拡で対抗しています。東北アジアにおいても、中国や北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)を刺激し、軍備強化の悪循環をもたらしています。

 今回の移動展開演習は、

 第一に、中国や北朝鮮に対する露骨な威かくの意味を持ちます。とりわけ、北朝鮮の問題に関して、現在6か国協議や米朝協議、日朝協議など外交交渉による問題解決が図られている中で、全く無用かつ有害な挑発と言わざるを得ません。

 第二に、演習は平時において市民社会に軍隊の姿を無理やり見せつけ、軍隊や兵器、戦争への拒否感を低減させることも意図しています。MD作戦や軍隊の存在に慣らさせ、先制攻撃を前提とする軍事作戦を容易にすることが狙われています。「武力攻撃事態等対処法」が規定する「武力攻撃事態」を演習の形で平時に強引に持ち込むことは到底許されません。

 第三に、演習は市民生活よりも軍事行動に明確な優位性を与えるものです。道路の交通規制、装備の「防衛」を名目とした展開地域における厳戒・弾圧態勢、そして公園という憩いの場に軍隊が公然と侵入することなど、人権侵害を伴うことは必至です。

 第四に、「防衛」を名目とするPAC3の配備、展開は、MDが「先制攻撃のための盾」である以上、逆に相手国からの標的となるリスクを周辺住民に押しつけます。演習自体も同様の危険をはらむものです。

 第五に、今回の演習を含めてMD配備は情報公開がほとんどなされない中で進行しています。3月末の米国から購入したPAC3ミサイル本体の入間基地への搬入も完全に秘密とされました。「軍事機密」の名による情報統制が「文民統制」を形骸化させ、軍の暴走を招きかねないことは歴史が証明するところです。

 以上の危惧を踏まえて、私たちはミサイル防衛計画自体の中止と入間基地配備PAC3の撤去、そして今回の戦時演習の撤回を求める立場から以下の点を質問します。

@演習の開始(搬出)及び終了(撤収)の日時や駐屯地、公園等におけるミサイル装備の展開期間、また装備積載車両の通行ルートなどの情報を公開してください。

A入間基地のPAC3部隊は発射機5台を含め全体で約30もの車両になると言われます。今回移動展開させる装備の内容と規模、及び移動の際に計画されている具体的な交通規制の内容を教えてください。

B市ヶ谷駐屯地に展開する場合、迎撃時には隣接する高層マンション(建設中)の窓ガラスが風圧で破壊されることになると報道されています(5月9日、朝日夕刊)。この事態をどのように考え、対処しようとされているのでしょうか。

CPAC3展開地周辺には高層建築物の建設を規制する制限区域を設ける必要があるとの指摘があります。他省庁や自治体との間で設定作業は進んでいるのでしょうか。

DPAC3が誤って民間航空機を撃墜する危険を避けるため、国土交通省と調整して上空に飛行禁止区域を設定する必要があるとの指摘があります。05年5月12日の大野功統防衛庁長官答弁の「必ずしも必要ない」との認識に変更はありませんか。

E公園への展開には管理者である東京都の許可が必要であり、交渉中とのことです。しかし、展開により直接の影響を受けるのは都民というより区民レベルであり、都に加えて当該区の許可が最低限必要だとの声がありますがいかがでしょうか。

F展開した装備を「防衛」するためとして、具体的にどのような警備態勢が計画されているのでしょうか。

G弾道ミサイルを追尾するレーダー装置から発射されるレーダー波の影響について、防衛省からの説明はありません。強力なレーダー波はまるでむき出しの超大型電子レンジであり、人体への影響が懸念されるばかりか、携帯電話やテレビ受像などを妨げる電波障害を引き起こす可能性もあります。レーダー波の具体的な影響と今回取られる対策についての情報公開を求めます。そして、危険な「人体実験」になりかねない公園など人口密集地への展開は中止すべきと考えますがいかがでしょうか。

Hレーダー波の発射は特定公共施設法に基づき、総務相が認めることになっています。認可が得られたのであれば、日時と具体的な許可内容について教えてください。

I今回の演習の予定経費はいくらでしょうか。具体的見積もりを教えてください。

J今後も同様の演習を繰り返すつもりでしょうか。予定や頻度などを教えてください。


K07年度中にPAC3が配備されるという習志野、武山(横須賀)、霞ヶ浦への配備予定時期とそれぞれのPAC3の展開想定地域を教えてください。

L防衛省は07年度末の首都圏配備完了まで、「敵の目を欺く」ために入間から他の配備地や市ヶ谷、練馬駐屯地を常時巡回させ、実戦並みの迎撃準備訓練を行うといいます(4月8日、産経)。具体的計画と今回の演習との関連を教えてください。

M今回の演習の中止(少なくとも大幅延期)を決断する考えはありませんか。

【呼びかけ】核とミサイル防衛にNO!キャンペーン
[連絡先](TEL・FAX)03-5711-6478
      東京都大田区西蒲田6-5-15-7


【賛同】団体名


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