[転載・転送歓迎]

◆迎撃ミサイルSM3を搭載したイージス巡洋艦「シャイロー」の8・29横須賀配備を許さない!
日本列島に「迎撃ミサイル」も「攻撃ミサイル」もいらない!
横須賀にイージス艦も原子力空母もいらない!

☆蒲谷横須賀市長に配備の撤回表明を求める働きかけを!
☆ヨコスカ平和船団の海上抗議行動に連帯しよう!


●8月29日(火)の早朝、米海軍横須賀基地にミサイル防衛(MD)用迎撃ミサイルSM3を搭載したイージス巡洋艦「シャイロー」が配備されました。横須賀基地では8隻目のイージス艦、7隻目のMD配備艦(既にMD用最新レーダーを装備した6隻のイージス艦が配備されています)となり、初の迎撃ミサイル装備艦となります。
 シャイローは6月22日にハワイ沖でSM3ミサイルによる迎撃実験を行ったイージス艦(海自イージス艦「きりしま」も参加し標的追尾などを行った)であり、現在米国が保有するSM3搭載イージス艦3隻(他はハワイ・パールハーバーを母港とするレイクエリー、ポートロイヤル)の内の1隻です。これにより、日本列島に海上発射型迎撃ミサイルが初配備されることになります。
 もとより横須賀配備のイージス艦は、500基を超えるトマホーク巡航ミサイルの垂直発射管を装備しており、その内約半数がピンポイント爆撃可能な発射準備態勢に置かれていると言われています。トマホークは横須賀に停泊した状態でも発射でき、平壌までをも射程に入れています。実際にイラク侵攻などでは大量のトマホークを発射し、先制攻撃(侵略の先兵!)の役割を担ってきました。
 こうした史上最強の攻撃艦であるイージス艦が迎撃能力をも備えることは、先制攻撃力の強化以外の何物でもなく、周辺国に対する軍事的威圧に他なりません。先制攻撃への「反撃」を封じ込める能力を持つことは、先制攻撃の敷居をより低める極めて危険な企てです。

●そして、強行されつつある原子力空母の配備も併せた横須賀基地の機能強化は、以前にも増して周辺住民に相手国からの標的となるというリスクを押し付けるものです。
 本来こうした配備の大きな変更は、いわゆる「事前協議」の対象であると共に、地域住民に事前に十分な情報開示を行い、開かれた議論と少なくとも住民投票などの手続きを踏んだうえで決定されるべきものでしょう。
 しかし、北朝鮮によるミサイル発射実験を格好の追い風として、十分な情報公開も議論も全く尽くされぬままに、前倒しなどの形でMD配備が加速されています。この間横須賀は米軍のなすがままにMDの最前線基地としてひたすら強化されてきました。
 先日、フジテレビの夕方のニュース番組でキャスターの木村太郎は、シャイローの横須賀配備に関して、「以前は反対運動が起こったものだが、今や『ウェルカム』という感じだ」と誇らしげに語っていました。私たちが反対の意志を形にしない限り、既成事実化の流れは止まりようがありません。

●年内にさらに2隻のイージス艦がSM3を搭載して横須賀に配備されるとも報道されています(8月25日、読売)。あきらめず可能な働きかけを持続しましょう。私たちはトマホークミサイルの撤去とイージス艦を含む全ての軍艦の横須賀からの撤退こそを求めます。
 29日早朝には地元の非核市民宣言運動・ヨコスカとヨコスカ平和船団が呼びかけてシャイロー入港に対する海上抗議行動が行なわれました。私たちはこの取り組みに連帯し、蒲谷亮一横須賀市長にシャイロー配備反対、横須賀のMD基地化反対の意志表明を求める働きかけを呼びかけます。ぜひご協力ください!(短いものでも、29日以降でも構いません)

【要請先:蒲谷亮一横須賀市長】
(FAX)046-824-2610 (メール)sd-mo@city.yokosuka.kanagawa.jp
 〒238-8550 横須賀市小川町11

◇横須賀基地の配備状況、海上行動などについては「ヨコスカ平和船団」のホームページをご参照ください。
 → http://homepage1.nifty.com/heiwasendan/

[呼びかけ]核とミサイル防衛にNO!キャンペーン2006
(E-mail)kojis@agate.plala.or.jp
(TEL・FAX)03-5711-6478
http://www.geocities.jp/nomd_campaign/

<賛同・カンパ募集中:1口 個人1000円、団体3000円>
郵便振替 00190-0-608393
ピース・チェーン・リアクション(「キャンペーン」と付記を。)


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