【続報】
●引き続き小樽市長への米軍艦寄港受け入れ
反対の要請を![転送・転載歓迎/重複失礼]


 6月9日、大幅に遅れましたが空母キティーホークとイージス巡洋艦カウペンスの寄港受け入れをしないよう求める下記の要請書を小樽市長あてにFAXしました。夕方、気になったので小樽市役所に直接電話して現状を問い合わせてみました。担当の総務課の方によると、「市として入港の可否についての最終判断はしておらず検討中である。いつ頃決めるかは言えないが、入港希望日(7月1日)の数週間前になるだろう。市としては従来と同様に、入出港の安全性、商業港としての機能に差しさわりはないか、核兵器搭載の有無の確認、という大きく3つの基準をもとに判断することになる」とのことでした。

地元小樽からの連絡を受けた方によれば、小樽市は入港可否の回答を、9日から16日(金)に延期したそうです。

 そういうわけで、今後も小樽市への要請は必要かつ有効です。既に案内されているFAX番号(★FAX:0134-25-1487)以外にも、以下のあて先へのメール、FAX、TEL、手紙による要請が可能ですので併せてお伝えします。

 まだの方はどしどし要請を、そして知人にもぜひお知らせください。

 この1週間が正念場。言葉の力で軍艦の横暴を止め、「米軍再編」に風穴を開けましょう!

★【小樽市総務部広報広聴課:「市長への手紙」係】
  〒047-8660 小樽市花園2-12-1(小樽市役所)
 [TEL]0134-32-4111(内線394)
 [FAX]0134-27-4331
「小樽市へのご意見・お問い合わせ」フォーム
  → http://www.city.otaru.hokkaido.jp/iken/iken.html

【要請書】小樽市長 山田勝麿 様  <転送・転載歓迎/重複失礼>

■米軍艦受け入れは住民を危険にさらし
  自治体の平和的生存権の放棄につながります


 〜アフガニスタンやイラクの殺された人々が見ています。
  空母=「動く戦争基地」やイージス艦=「先制攻撃万能艦」との
  「友好・親善」などあり得ません。

●自らは傷つくことなく遠く離れた洋上から最も効率的に人を殺すための最も高性能な軍艦が、自治体や住民が持っている平和的生存権と戦争加担を拒否する権利を踏み潰すためにやって来ようとしています。今回の「寄港演習」の狙いは明らかです。今年初めにイージス巡洋艦「チャンセラーズビル」が「大雪」を理由に寄港を事実上拒否された小樽市に対して、空母を差し向けてじきじきに「リベンジ」に打って出たと私たちは見ています。「今度こそ屈服させてみせる」。そこに貫かれているのは、民間人の大量殺害という戦争犯罪を繰り返してきた延長線上にある傲慢かつ威圧的な姿勢です。検討されている「周辺事態法」の改悪=戦時における自治体の港湾管理権のはく奪による戦争協力の強制を先取りする危険な動きと言わざるを得ません。

●空母キティーホークは2003年、イラクへの国際法も国連憲章も無視した侵略戦争に参加し、派遣された5隻の米空母の中で最多の3500回にも及ぶ空爆を行いました。また、随伴艦として寄港しようとしているイージス巡洋艦カウペンスはイラク戦争開戦時に10発のトマホーク巡航ミサイルを発射し、文字通り先制攻撃の役割を果たしました。日本の自治体による寄港の受け入れ=補給拠点の提供は、それらの攻撃によって一方的に一瞬にして殺されたイラクの人々の目にどう映るでしょうか。

●自治体は住民に最も近く、その生命と安全を保障する最大の責任を負っています。港湾管理権は、自治体が侵略戦争に組み込まれ戦争加担の役割を果たした歴史の教訓に基づく、譲り渡すことのできない大切な権利です。
 米日両政府は「軍事同盟の変革と再編」をめざすいわゆる「米軍再編」を通して、日本列島を「不安定の弧」への「出撃・攻撃・指揮・補給・修理」の拠点と位置付け、全土の基地化と共同司令部の確立などを狙っています。それは現行の日米安保条約をもはるかに踏み越えた、軍事同盟のグローバル化であり、米軍が一方的に行うグローバルな「対テロ」先制攻撃戦争に自衛隊と日本列島を組み込む、超法規的かつ危険な企てです。政府がこうした重大な誤りを犯しつつあるとき、それを糾すのは自治体と市民以外にはありません。

●政府の過ちを黙認し、追従することは、地域住民を相手からの標的として危険にさらすのみならず、現在そして遠くない将来に爆撃にさらされる人々への犯罪です。米軍は遠い距離が兵力展開の妨げになることを「距離の暴虐」と呼ぶそうです。私たちが距離を理由にイラクやアフガニスタンなどの殺される生身の人々への想像力をなくし、「距離の忘却」に陥るならば、私たちもまた米軍の暴虐への共犯者となるでしょう。

●標的は明確に港湾管理権に定められています。どうか歴史の審判に耐え得る賢明なご判断をお願いします。米軍艦寄港の拒否を。一切の「歓迎と協力」をしないでください。

  2006年6月9日   核とミサイル防衛にNO!キャンペーン

        [連絡先](TEL・FAX) 03-5711-6478
            東京都大田区西蒲田6-5-15原田荘7号
            http://www.geocities.jp/nomd_campaign/

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