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以下の要請書(英文と日本文)を、4月3日(金)に朝鮮民主主義人民共和国政府あてにメールで送りました。
………………………………転送・転載歓迎………………………………
【要請書】
朝鮮民主主義人民共和国総書記・金正日様
北東アジアの緊張を高めるロケット打ち上げの中止を求めます
貴国は、4月4日から8日にかけて、「人工衛星」打ち上げを行うと表明しています。宇宙条約などへの加盟と国際機関への通告という手続きは整えられたものの、「人工衛星」であることの情報公開は不十分なままです。そのことが、北東アジアの軍事的緊張を高めています。
私たちは、日本によるミサイル防衛(MD)発動や経済制裁強化の姿勢、また「宇宙基本法」制定による宇宙の軍事利用に反対します。加えて、米国による貴国への攻撃態勢強化やMDなどの宇宙軍拡に反対します。
しかし、2008年12月に世界食糧計画(WFP)が870万人分の緊急食糧支援が必要と表明するなど、食糧不足による人道危機が危惧される中で、食糧支援を拒否し、多額の経費をロケット打ち上げや軍備強化に投じることは誤りです。それは、貧困が拡大する日米にも同様に言えることです。
また、「迎撃には報復する」などの発言に見られる挑発的な「瀬戸際政策」は、むしろ日米の軍備強化につながっています。
こうした姿勢を終わりにすべきです。北東アジアに残る冷戦構造を終わらせ、非核・非ミサイルの平和な地域をつくるために、あくまで冷静に外交交渉にのぞむべきです。以下、要求します。
- 緊張を高め軍拡競争につながるロケット打ち上げを中止すること。
- 宇宙開発の情報公開を行うこと。
- ミサイル発射実験をやめ、核・ミサイル開発を断念すること。
- 六カ国協議の場で、北東アジアを非核・非ミサイル地帯にするため努力すること。
2009年4月3日
「迎撃」名目のミサイル防衛発動を許すな!4・1防衛省行動実行委員会
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[英文の要請項目部分]
We demand the following.
- Cancel the planned launch of a rocket which could lead to further tension and arms race in Northeast Asia.
- Disclose information regarding space development.
- Cancel the planned missile test and abandon the development of nuclear weapons and missiles.
- Make every possible effort in the Six-Party Talk to establish a nuclear- and missile-free zone in Northeast Asia.
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