☆「再考の府」=参議院は天空の軍需利権法
=「宇宙基本法案」を白紙に戻せ!














<民主党は「宇宙における九条改憲」に手を貸すな!>

 日本の宇宙政策を大転換させる「宇宙基本法案」は5月9日にわずか2時間の質疑で採決されてしまいました。軍事利用の歯止めについては、法案提案者である河村建夫(自民)、細野豪志(民主)両議員からは明確な答弁は一切なされませんでした。そればかりか、従来の「非軍事」原則を明らかに転換させるにも関わらず、「宇宙の平和利用の国会決議(1969年)を無効にするものでも否定するものでもない」との事実に反する虚偽答弁が平然と繰り返されました。立法府としての最低限の説明責任さえ放棄したまま、歴史を画する悪法の採決が強行されたのです。

 三党合意案作成を主導した一人である民主党の藤末健三参院議員は、9日の自身のブログで、「宇宙の平和利用原則はきちんと保持され、専守防衛など日本国憲法にのっとり宇宙政策を進めることが明確になりました。なんとかマスコミの誤解を解きたいと思っています」とコメントしています。歯止めなき質的転換を「変わっていない」と強弁する曲解こそ正されるべきでしょう。

 本来「再考の府」「熟議の府」であるべき参議院は、衆議院の強引な手法とは明確に一線を画すべきです。法案は13日(火)午後の衆院本会議で採決され、参議院に送られようとしています。参議院内閣委員会では、15日(木)に趣旨説明を行い、20日(火)に2時間の質疑後、即採決の筋書きが描かれているようです。参院内閣委員会には共産、社民の委員は不在で、反対の可能性が高いのは糸数慶子議員(無所属)のみという状況です。

 参議院内閣委員会の理事や委員など民主党関係者に「拙速な審議でなく十分な時間を取れ!」「軍事利用の歯止めなき法案は出し直せ!」「軍需利権と宇宙の軍事利用に加担するな!」と迫ることが必要です。既に議員のところには要請が届き始めています。一通でも多くの要請を緊急に集中することの先にしか、悪法を止める可能性は開けません。歴史に禍根を残さないために、ご協力をお願いします。お知り合いにも広めてください。

 ※○は特に要請を集中してほしい人。

<参議院内閣委員会・民主党>

○[筆頭理事]松井孝治 (FAX)03-5512-2613 (TEL)03-3508-8613 (京都)
 [理事]芝博一    (FAX)03-5512-2230 (TEL)03-3508-8230 (三重)
○[委員]相原久美子  (FAX)03-5512-2621 (TEL)03-3508-8621 (北海道)
 [委員]石井一    (FAX)03-5512-2242 (TEL)03-3508-8242 (兵庫)
○[委員]神本美恵子  (FAX)03-3508-0010 (TEL)03-3508-8421 (福岡)
 [委員]工藤堅太郎  (FAX)03-5512-2405 (TEL)03-3508-8405 (岩手)
 [委員]島田智哉子  (FAX)03-5512-2718 (TEL)03-3508-8718 (埼玉)
○[委員]簗瀬進    (FAX)03-3593-8567 (TEL)03-3508-8334 (栃木)
 [委員]柳澤光美   (FAX)03-5512-2327 (TEL)03-3508-8327 (東京)

注:簗瀬進議員は参議院民主党の国対委員長であり、護憲派の「リベラルの会」にも参加しています。審議時間など議事運営の決定に関与しています。

<法案推進者・民主党>
○ 藤末健三[参院] (FAX)03-5512-2637  (TEL)03-3508-8637
  内藤正光[参院] (FAX)03-5512-2424  (TEL)03-3508-8424
○ 細野豪志[衆院] (FAX)03-3508-3416  (TEL)03-3508-7116

  小沢一郎     (FAX)03-3503-0096  (TEL)03-3508-7175
  菅直人      (FAX)03-3595-0090  (TEL)03-3508-7323

  民主党      (FAX)03-3595-9961

【呼びかけ】核とミサイル防衛にNO!キャンペーン
         kojis@agate.plala.or.jp  (TEL・FAX)03-5711-6478
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